> 2020年3月、パリからリスボンへ移動した。 >
> パリでは入国、SIM購入、治安面の不安でかなり気を張っていた。だからこそ、リスボンに着いた瞬間の空気の違いは今でもよく覚えている。 >
> 暖かくて、景色が良くて、人が優しくて、ご飯がうまい。ポルトガルを好きになり始めたのは、間違いなくリスボンからだった。 >
パリの数日間は、ずっと肩に力が入っていた。
入国に時間がかかり、Wi-FiなしでSIMを買いに行き、観光地では何度か怖い思いもした。もちろんパリは綺麗だったけど、旅の始まりとしてはかなり緊張する街だった。
そこからリスボンに移動すると、空気が一気に変わった。
街は少し暖かく、坂道やタイルの建物が綺麗で、何より人とのやり取りが柔らかかった。
この記事では、パリからリスボンへの移動、到着した瞬間の印象、ベレンの塔、Time Out Market、ランドリーで助けてもらった話までをまとめる。
記事の流れ

パリからリスボンへ移動
移動日|パリの緊張感から抜けて、ポルトガルへ向かった日
パリを出る日、最後まで物乞いが多かった。
数日間パリで過ごしたことで、声をかけられても反応しすぎない、必要以上に立ち止まらないという感覚が少し身についた気がする。
空港では、飛行機の乗り場を見つけるまでかなり苦戦した。
日記には「40人くらいの人に聞きまくった」と書いてある。
今見ると少し大げさにも見えるけど、それくらい当時の自分には分からないことだらけだった。
海外の空港で、表示を見てもいまいち確信が持てない。聞いても聞いても、まだ不安が残る。
それでも、なんとかリスボン行きの飛行機に乗ることができた。
パリでの緊張感から抜け出して、次の国に向かうだけでも少し安心した。
### リスボン到着日にかかった費用
#### パリ側で使ったお金
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 空港までの電車 | 10.30ユーロ |
| チーズ・チョコ | 13.64ユーロ |
| 昼飯 | 5.60ユーロ |
#### リスボン側で使ったお金
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 電車 | 1.50ユーロ |
| 飲み物・お菓子 | 7ユーロ |
| サングリア小 | 3ユーロ |
| ドライフルーツ | 7ユーロ |
| 夜飯 | 5.50ユーロ |
パリよりも、リスボンの方が食べ物や交通費が安く感じた。
移動で疲れていたけど、着いてすぐ「ここは少し楽かもしれない」と思えたのは大きかった。
リスボンに着いた瞬間
到着後|暖かさと人の優しさで、一気に肩の力が抜けた
リスボンに着いてまず思ったのは、暖かいということだった。
気温の話だけではなく、街の雰囲気も少し柔らかく感じた。
いろいろな人に質問しても、みんなパリの人より優しく感じた。
もちろん、たまたま出会った人の違いもあると思う。国全体を簡単に比べるつもりはない。
それでも、旅をしている自分にとっては、この違いがかなり大きかった。
パリではずっと緊張していたが、リスボンでは少し肩の力が抜けた。
街に出ると、景色にも感動した。
坂道、タイルの建物、路面電車、川に向かって開けていく景色。
パリとは全く違う雰囲気で、「ここはかなり好きかもしれない」と思った。
そして、ご飯が美味しかった。
日記にも、リスボンに着いた日の感想として「景色に感動した」「飯うまい」と残している。
短い言葉だけど、この時の印象はだいたいそれで合っている。
ベレンの塔で過ごした時間
リスボン2日目|交通一日券を買って、ベレンの塔へ
リスボン2日目は、交通一日券を買って観光に出かけた。
この日の主な目的地はベレンの塔。
その前に、チケットを買っていると、フランス人のおじいちゃんにチケットの買い方を聞かれた。
英語が分からないと言われたので、スペイン語で話してみた。
自分も完璧に分かったわけではないが、なんとか伝えられた。
海外で人に助けてもらうことが多かった旅だったので、自分が少しでも誰かを助けられたのは嬉しかった。
ベレンの塔は、とてもいい場所だった。
塔そのものもよかったが、それ以上に、その場所の雰囲気がよかった。
近くでギターを弾いている人がいて、その演奏を聴きながら1時間以上その場にいた。
景色を見ながら音楽を聴いている時間が、とても心地よかった。
そして、人生で初めて、路上で演奏している人にお金を渡した。
普段なら通り過ぎていたかもしれない。
でも、この時は自然と渡したくなった。
リスボンに来てよかったと思えた時間だった。
### ナタとスタバの割引券
リスボンではナタも食べた。
この日はナタを7個買って、8.05ユーロだった。
ポルトガルに来たらナタを食べたいと思っていたので、これも楽しみにしていたもののひとつだった。
パリで食べたクロワッサンも美味しかったが、リスボンのナタはまた違う美味しさがあった。
甘くて、コーヒーと一緒に食べたくなる味だった。
ベレンの塔から帰る途中、スタバの店員さんに割引券をもらった。
せっかくなのでスタバに行ってみると、かなり安くコーヒーを飲むことができた。
海外旅行中にスタバに行くと、現地っぽさは薄いかもしれない。
でも、知らない街で少し安心できる場所でもある。
しかも安く飲めたので、かなり得した気分だった。
Time Out Marketとランドリー
リスボン2日目午後|食事と洗濯で、人の優しさを感じた
この日、Time Out Marketで昼ごはんを食べた。
そこで、ポルトガル人の家族と一緒に食事をすることになった。
子どもがビールを飲んでいたので、最初は驚いた。
自分と同い年か、もしくは年上くらいだったのだと思う。
その家族は、フランスのいい場所などをいろいろ話してくれた。
うまく話せたかは分からないが、英語で会話するいい経験になった。
パリでは人とのやり取りに少し疲れていたが、リスボンではこういう会話が楽しく感じられた。
一度ホテルに戻った後、近くのランドリーまで洗濯に行った。
海外のランドリーは、日本と使い方が違うこともあり、最初はどうすればいいのか分からなかった。
困っていたら、現地の人が使い方を教えてくれた。
こういう時に助けてもらえると、その国の印象はかなり良くなる。
日記にも「ポルトガル人は人が優しい」と書いていた。
リスボンでは、観光地だけでなく、こうした日常の場面でも人の優しさを感じた。
### リスボン2日目にかかった費用
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 交通一日券 | 6.40ユーロ |
| ナタ7個 | 8.05ユーロ |
| ベレンの塔 | 6ユーロ |
| スタバ | 1.90ユーロ |
| カクテル | 6ユーロ |
| 昼ごはん | 13.50ユーロ |
| お酒・飲み物 | 5.87ユーロ |
| サングリア | 5ユーロ |
| オリーブ | 1ユーロ |
| 洗濯 | 4ユーロ |
パリと比べると、食事の満足度がかなり高かった。
安いものも多く、食べることが楽しい街だった。
リスボンで感じたこと
リスボンは、旅の流れを変えてくれた街だった。
パリでは、到着直後から入国、SIM、移動、治安面でかなり気を張っていた。
でもリスボンでは、街の空気が柔らかく感じた。
もちろん、海外なので注意は必要だし、全てが安全というわけではない。
それでも、困った時に助けてくれる人が多く、質問しても親切に答えてくれる人が多かった。
街の景色もよく、ご飯も美味しく、物価も比較的安く感じた。
この旅でポルトガルが好きになったのは、リスボンでの最初の印象が大きい。
### パリとリスボンの違い
パリとリスボンは、同じヨーロッパでもかなり印象が違った。
パリは、世界的な観光地で、見どころも多い。
ただ、人が多く、観光客を狙った声かけもあり、常に警戒していた。
一方でリスボンは、もっとゆっくりできる感じがあった。
街に坂が多く、歩くのは少し大変だが、景色を見ながら歩くのが楽しい。
食べ物も美味しく、人との距離も近く感じた。
個人的には、パリよりリスボンの方が旅を楽しめた。
ただ、それは単純に街の優劣ではなく、旅の流れも大きかったと思う。
パリで気を張った後だったからこそ、リスボンの柔らかさが余計にありがたかった。
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次は、リスボンから日帰りでシントラとロカ岬へ向かう。
シントラでは切符の買い方で失敗し、ロカ岬まではかなり遠かった。
それでも、ユーラシア大陸最西端の景色は本当に綺麗で、行ってよかったと思える場所だった。



